代表 六本木佳代子

我慢には必要な我慢と、する必要のない我慢がある

ひまわりらぼ理事長の六本木佳代子です。
私は12年カウンセラーとしてさまざまな方々のカウンセリングに携わってきました。
ここ数年は子どもさんのことで相談に見える親御さんがとても多くなり、あわせてお子さんのカウンセリングにも携わってきています。

今の世の中の子どもを取り巻く環境は、多様性が進み一見「選択肢が広がった」かのようにも受け取れます。しかしながら、実はより複雑化した葛藤を子どもの心に生み出しているとも言えます。SNSの普及により、かつてはなかった種類の悩みも生まれ、その繋がりは、家に帰ってからも時と場所を選ばずに継続した世界を作り出しています。時にはそれが「言葉の暴力」となり、大人の目の届かないところで起こっている出来事に、心も体も逃げ場を失い、追い詰められている子ども達の心の悲鳴が聞こえてきます。食事がなくて、お腹を空かせ疲れて眠る子、明日も同じ下着をつけなくてはならない、着ていく清潔な洋服がなく臭いを嗅いで「これなら臭わないかな・・」と汚れた顔を拭くことも無く眠る子。今の日本には、統計の数字には出てこないこのような子ども達がどれだけ存在するのでしょうか・・・そして、その子ども達がどんな気持ちで眠りにつくのでしょうか

私たちひまわりらぼは、そんな子ども達の心の居場所を作りたい

顔を合わせて相談するのは嫌、周りの誰にも話すことができない、親には絶対に知られたくない、どうしていいかわからない、スクールカウンセラーに会いに行くと友達に知られてしまう・・
そんな子どもたちに寄り添い「大丈夫だよ、一緒に考えようね」をどうやって言ってあげられるのか。どうしたら、子どもたちの苦しみを救ってあげられるのだろう・・・長い間ずっと考えてきました。そして、LINEを使って子どもたちと話ができないものか・・カウンセリングというよりも、「話したことを誰にも知られることなく、辛いが言える場所がある、叱らないで一緒に考えてくれる大人がいる」を知ってもらえる心の居場所を作りたいと考えました。する必要のない我慢から少しでも抜け出し、枕を濡らさない夜を、心からの笑顔を取り戻してあげたい。ひだまりの中に咲くひまわりのような「愛」という温もりで子ども達を包んであげられる、そんな心の逃げ場所心の居場所を、自分の仕事人生の最終章の全てをかけて全力で作っていきたいと考えています。

30年前に亡くなった私の母はいつも満面の笑みで笑っているまるでひまわりのような人でした。

遠い昔に母が注いでくれたひまわりのような愛を持って子ども達に接していきたい、そして子ども達にもひまわりのような笑顔でいてほしい…全ての子ども達が満面の笑みで過ごせる日を信じて。

六本木佳代子Blog:https://ameblo.jp/happy-opener/

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